子どもが足に切り傷を負いました。お風呂はどうしたらいいでしょうか?
Q.子どもが足に切り傷を負いました。お風呂はどうしたらいいでしょうか?
一昔前までは「創は乾かして治す」と言われていました。
現代は「創は湿らせて治す(湿潤療法)」が主流です。
創はお風呂やシャワーで良く洗い流し、タオルやガーゼで水気を取ったら創傷被覆材で密封して治癒過程を促していくという治療法です。多くは消毒は必要なく、「洗う」感覚が大切です。創傷被覆材は毎日交換する必要はありません。
お子さんは創を水にぬらす、お湯につけるということに強く抵抗する場合も多くありますが、創傷被覆材を貼ってしまえばそのまま入浴、2~3日に1回、剥がしてよく洗い流してまた創傷被覆材で密封することが大切です。
ただし、創に感染が加わってしまいますと湿潤療法はかえって創を悪化させます。「創の周りが赤くなってきた」と思ったら必ず医師の診察を受け、適切な指導を受けて下さい。
創が開いてしまって縫合処置が行われた場合はその都度医師にご確認下さい。