神経ブロック療法とは
痛みを抑えようとする注射のことです。
痛みには、その信号を送る発信源があるので、その箇所の神経近くに直接注射し、痛みを和らげるのが目的です。
当院では主に腰・下肢の痛みに対してブロック注射を行っています。効果を見ながら、大体1週間に1回程度行っていきます。回数に制限はありません。単なる痛み止めではなく(神経を麻痺させる、のではなく)治療効果を充分に期待できる注射です。
このような症状に
- 椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症、坐骨神経痛、帯状疱疹、ぎっくり腰、腰椎分離症などによる腰・下肢の痛み
- 薬や湿布、リハビリテーションなどでは効かない、しつこく長く続く痛み
神経ブロック注射実施にあたって
まずは通常の診察・治療を一定期間行ってみて、効果が無ければブロック注射について考慮します。その際は特に制限がない限り、必ずMRI検査を行って神経の状態を確認します。原則としてMRI検査をを省いてブロック注射を行うことはしていません。
当院では硬膜外神経ブロック(腰部・仙骨部)、腰部神経根ブロックなどをケースによって使い分けています。
ご不明な点があれば診察室で遠慮なくお尋ね下さい。