「様子を見る」は、何日ぐらいですか?
Q.「様子を見る」は、何日ぐらいですか?
病院に行くとよく「少し様子を見ましょう」と言われることがあると思います。私も日々の診療の中でよく使います。
「様子を見ましょう」とは多くの場合は「さしあたりの重大な問題や緊急を要する事態ではない」ということです。決して放っておく訳ではなく「このやり方で暫く経過を観察しましょう」ということです。何もしないで自然経過を見る場合もありますし、治療をやってみて経過を見て効果を判定するといった場合もあります。勿論、予期せぬ方向に行ったらばその都度病状に応じて臨機応変に対処する準備をしておく、ということも含みます。
では具体的に「何日くらい様子を見るの?」ですが、これはケースバイケースであり一概には言えません。例えば整形外科では患者さんが「もしかして骨が折れているのではないか」と思ってレントゲン写真を撮っても骨折がないことを確認出来たらたら「冷やしたり、貼り薬(湿布薬)を使ってみて様子を見て下さい」と言いますが、医師は「大体○○日くらいで良くなると思われます、心配ないですよ」という風に考えているわけです。
もし「様子を見ましょう」と言われて心配になったら「どれくらいの間様子を見たらいいですか」とか「次はいつ診察に来たらいいですか」と遠慮なく尋ねてみることです。